堀江織物新社屋の竣工式を行いました。
8月29日に新社屋の完成引き渡しが行われ、8月30日に新社屋の竣工式を行いました。
事務所や工場の引越は4日5日に行い、新社屋での営業は7日より行います。
引越の詳細などはこちらにまとめてご案内しております。
今回の新設する場所は、一宮市が農地転用の緩和を行い特定業種にのみ工業用地と使用できるエリアの一つである「一宮木曽川インター南部地区」の初めての移転となります。
竣工式
今回の竣工式はまだ機械の稼働もしていないため、お客様を呼ぶのは稼働後の印刷が安定してから内覧会を行う予定のため、今回の新社屋建設にあたって各方面でご協力いただいた工事関係者の方と金融機関の方をお招きして執り行いました。
竣工式もおわり直会(なおらい)へ続き、神主様より献杯をいただきました。
今回、設計をしていただいた有限会社太田建築設計事務所様と施工をしていただいた株式会社賀真田工務店様へ感謝状をお送りさせていただきました。
今回の工場は、一宮と名古屋をつなぐ国道沿いにあり、東海北陸自動車道の一宮木曽川インターすぐの場所で、より付加価値の高い染色と縫製加工を目指す新社屋ということで、太田建築設計事務所さんの提案で企業カラーを活かした外観を設計していただきました。
施工の段階でも外壁のカラートーンだけでなく、室内全体もいろいろ無理を聞いてもらいました。
工場見学
竣工式後に新工場内をご案内させていただきました。
工場については常務で工場長の藤井からお話をさせていただきました。
今回新設する大型のシルクスクリーン捺染機2台と廃水処理設備や自動調色機など今まで以上に効率化かつ高品質化を目指す目的をご説明させていただきました。
堀江織物がめざすところ
堀江織物が旧本社にてオートのシルクスクリーン捺染機を導入したのが昭和63年ですでに27年経ちました。
製版方法も手でフィルムを切っていた頃から、ダイレクトフィルム製版に代わり、写真のカラー分解が始まり、ダイレクトインクジェット製版になりカラー分解の精度がグッとあがり、現在では直接レーザーで製版するDLE製版へと移り変わりました。
最先端の製版が可能になってもスクリーン捺染機の精度が追いつかず、また印刷スピードが遅いため、なかなか高品質なものをお値打ちな価格で提供するのが難しくなっていました。
また時代の流れで、防炎製品の広がりにあわせて印刷の色数が多くなり、物理的に対応が難しくお断りする案件も増えてきました。
そして機械の老朽化と部品の取り扱いが無くなるなどの条件が重なり、今回の移設になりました。
今回移設するにあたり、一宮市がこれまで先端産業だけでなく、地場産業である繊維加工業へと緩和していただいた一番最初の事例となりました。
きれいな色を安定的につくるのはもちろんのこと、短納期を実現するために旧工場も第二縫製工場として稼働予定をしており、自社内の縫製力と出荷能力も強化してまいります。
役員一同お客様に「堀江織物に頼んでよかった」と思ってもらえるような会社を目指していきたいと思っています。