2016年堀江織物の取り組みについて

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いつもお世話になっています皆様

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

昨年は新工場と社屋の建設を含めて、新しいことにチャンジした一年でした。

  • 販売管理システムの刷新
  • 自動調色装置の導入
  • 最新型の排水処理設備の導入
  • オンデマンド事業部への新しいプリンターの導入

今年は新しいチャレンジを安定させ品質の安定と向上を目指してまいります。
年々布への印刷へのニーズが増えてきており、新しい商品やジャンルへの対応を進めております。

小ロット多品種化への対応強化

インターネットを中心として、マスカスタマイゼーションといわれる多品種でかつ小ロットでの仕事が増えております。デジタルプリントの進化に伴い弊社でも昨年よりデジタル捺染プリンターの増強を進めております。
インクジェットの品質向上と価格対応力を強化してまいります。本社移転に伴い縫製加工部門を1個所にまとめ、印刷に近い場所で対応できる様になりました。受注から印刷、縫製加工まで一貫生産できる強みを活かしていきたいと思っています。

昨年末にオンデマンド事業部にも最新型のプリンターを3台導入しており試験運転を進めています。これまでの機種より安定性の増した品質が期待できます。

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より高く安定した品質への取り組み_シルクスクリーン事業部

新社屋建設に伴い高く安定した品質を求める為の取り込みを続けてまいります。

シルクスクリーンでは以前より写真分解など高精細な製版が可能なDLE製版機を導入しておりましたが、シルクスクリーン捺染機がその精度に追いついていませんでした。今回シルクスクリーン捺染機が新しくなり写真分解の品質がぐっと上がりました。

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DLEの製版機も安定した製版が魅力で、製版スピードも早く写真精度はやはり高いです。塗布する薬剤についても改良を続けており、現在1台増設の方向で進めております。

2015to2016-4自動調色装置についても今まで特色を手測りで調合しておりましたが、自動調色装置の導入で今までのレシピを取り込み済みですので、リピート時などにも同じ色で表現できるようになりました。
またインクのバインダーについてもより表現性の高いものへ調整中です。

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より高く安定した品質への取り組み_オンデマンド事業部

インクジェット染色についても、昨年来より新しいプリンターの導入を続けております。
これまでの安定したレギュラー機種と大型機種、ダイレクト印刷に加えて、印刷のムラがすくないタイプを導入試験しております。これまで以上に小ロットから大ロットまで対応できる柔軟性を持ちあわせております。

160106_ts-1また発色機についても、Monti Antonio製のプレス機を導入しました。
オイルを真空充填した特許を持つMonti社の安定した発色が楽しみです。今は導入後の調整とクセを見分けており、本格導入はもう少し先ですが、発色ムラのすくない安定性も楽しみです。

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布メディア+器具の輸入とアイテム展開

このところ布メディアを使用したアイテムが増えました。増えるに従いローコストといわれて壊れやすい器具が増えてきており、弊社でも器具支給で制作されたアイテムでの不良もつづきました。支給商品の場合はこちらも対応がとることができず、お客様のほうでも困ったり、手間が増えるケースが多くなりました。弊社としても安心して布メディアを使用してもらえるようにバックボードやバナースタンドなど安心してもらえる器具の輸入を開始しました。

今後も数品追加予定です。

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独自性のある商品展開へ

布メディアは最近小旗などのペナントも増えました。遮光スエードの両面印刷したベース型のフラッグも自動で位置合わせ可能なデジタルプロッターにてカットが可能になりました。
のぼりなどの旗幕以外に、クッションカバーやブックカバーなどの布製のオリジナルグッズのOEM生産も好評で、PCケースなどウレタンを貼った商品も開発中です。

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OpenInnovationなものづくり

堀江織物はなるべく工場をOPENにし外部の企業やクリエイターの人とのものづくりも進めております。
地元企業と貼りあわせた生地を使用したオリジナルグッズの提案や制作を始めております。他にも弊社カレンダーとしてクリエイターの皆さんとカレンダー制作をしました。

これまでの自社だけでは出来ない商品をOpenな場所でみなさんと続けていきたいと思っております。

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本年もよろしくお願い致します。

 

堀江織物株式会社
代表取締役社長 堀江 克見