170214_広告幕部会

2017年防炎協会主催の広告幕部会まとめ

防炎協会の会合に参加しないとわからない情報があります

防炎加工した広告宣伝幕を製造し販売するには、公益財団法人日本防炎協会の認定工場になり印刷方法と生地毎に認定番号を取得し無ければなりません。認定取得をしたものにだけ防炎シールを貼ることができます。テントシート幕類では会員が80社程度登録をしており、堀江織物も部会員となっております。そのほかにも認定だけとっている非会員は更に多いです。

年に一度防炎協会の広告幕部会の会議が行われます。そこに参加している企業は部会員80社の中での1/4くらいしか参加していません。認定シールは貼れても新しい情報など防炎についての正しい情報をもっている会社は少ないと思います。昨年は防炎製品が防炎物品と判断された場合の対応など、会議にでないとわからない情報も多いため堀江織物も毎年参加しています。

今年は新しい防炎剤の状況などについて話し合われました。

防炎品ラベルの交付状況

去年一年間の防炎物品と製品の発行枚数が発表されました。年々防炎防火の意識が高まっているため、全体として発行枚数は増えているようです。

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防炎品ラベル全体の交付実績推移

防炎物品については消防法で決められている商品のため、ある程度安定して推移していますが、防炎製品については法律では規制されていませんが、ショッピングモールやイベント向けの商材などで増えてきています。

H26年  総計30,716千枚 防炎物品19,881千枚 防炎製品10,835千枚
H27年  総計30,985千枚 防炎物品19,880千枚 防炎製品11,105千枚
H28年  総計33,000千枚 防炎物品20,580千枚 防炎製品12,420千枚

防炎製品ラベル交付実績の推移

防炎製品の中のテントシート幕類だけに限って見ると、昨年対比でも防炎製品の数は増えています。

H26年  防炎製品(テント・シート・幕類)9,068千枚
H27年  防炎製品(テント・シート・幕類)8,989千枚 (99%)
H28年  防炎製品(テント・シート・幕類)9,529千枚(106%)

溶融するポリエステルの防炎試験の運用が変更になりました。

ポリエステル等接炎により溶けて穴のあく布について、これまでは燃える素材との試験の明確化、定型化の観点から試験体が溶融し、穴が空いた時に同時に着炎しているものとしていました。今後は、1分<2分>加熱試験で炎が明確に目視できないものは、着炎後3秒<6秒>加熱試験を実施しない事となりました。

それに伴って、着炎後3秒<6秒>加熱試験の着炎点については、炎を目視できたときからとなります。平成28年10月1日以降の受付試験よりすでに変更になっています。詳しくは下記防炎協会内の記事をご覧ください

日本防炎協会HP内運用変更について.pdf(http://www.jfra.or.jp/pdf/nenshoushikenunyouhenkou201609.pdf)

POPs条約の制定に伴う防炎剤規制について

DBDE(デカブロモジフェニルエーテル)規制については数年前より取り上げられていましたが、今回POPs条約の制定に伴い、防炎薬剤を製造する化学薬品メーカーの製造が2017年3月をもって販売が中止になることに伴い、これまで使っていたDBDEがいよいよ使えないことになりました。

現在防炎剤メーカーが販売していく在庫限りになります。その在庫がなくなり次第新しい防炎剤に切り替えて行く予定です。

堀江織物としても世界的な環境への影響を鑑みてPOPs条約へ対応した防炎薬剤へのシフトと新しい防炎番号の取得に取り組んで行く予定です。詳細は別途ブログ記事にまとめてあります。



2017年中旬より防炎剤がより安全な新しいものに変わります|堀江織物ブログ

正しい防炎の知識と対応について対応できるように

今回も部会員と非会員の防炎加工への取り組みレベルの違いなども議題にのぼりました。部会員として登録していて普段防炎シールを貼っていても、新しい防炎薬剤の話しや業界の対応などについてキャッチアップは都度していきたいと思っております。

防炎については、白黒に分けられない部分も多く判断に迷うことも多いので、普段防炎協会名古屋事務所の所長と相談しながら進めています。いろいろトラブルや相談があればご連絡ください。