
仕事が紙中心でまわる会社が電子化するとどうなるのか?ScanSnapクラウドの未来を見に行ってきました。
パーソナルスキャナといえばScanSnapなPFUさんのプライベートショーITFAIR2015にご招待いただき行ってきました。
会社の注文はFAXでいただくことが多く、工場内や縫製場への現場も紙の指示書が閲覧性も高くて確実なのが現状です。その反面で保管の手間や途中の紛失がどんなに慎重にしていても起こる場合があります。なので、1枚で回すより複数個所で複数枚プリントしています。白黒よりカラーが見やすい時はカラープリンターで出力しています。
いつかは電子化!と思いながらも本社とすこし離れた工場への指示をFAXでやったりしていたり、FAXの受信漏れを防ぐ為にサーバー間でデータを渡したりもしています。なのですごく手間がもかかっています。
新工場に移転するにあたり、販売管理システムも十ウン年ぶりに変えるタイミングにあわせて、今できること、将来的にできることを見ておきたいなとおもって見に行ってきました。
ScanSnapクラウドがすごい
今までScanSnapはパソコンを開いてスキャンしていました。タブレットでスキャンを操作することも出来ますが、そこからPCと連携する各サービスに振り分けるんゴア正直面倒なので、ほとんどタブレットからスキャンは使っていませんでした。(一部名刺のスキャンは除く)
そこで秋ぐらいにでるらしいScanSnapクラウドが発表されていました。
iX500でレシートや名刺や書類をごちゃ混ぜにスキャンすると、書類の分類を自動認識して振り分けてくれます。さらに感動なのは画像の回転や文字認識を今まではタブレットやPC上で行っていた作業がScanSnapクラウドのサーバーで処理してくれるのでマシンパワーなどに左右されずその結果だけをいろんなクラウドサービスに振り分けてくれるんです。
領収書はfreeeとか名刺はココとか書類はドロップボックスとかッて感じです。
振り分けが間違ったりすることもありますが、見せてもらったタブレット上で振り分けのブレは簡単に修正出来そうでUIもすごくシンプルだったので、すごくわかりやすそうです。ローカルに保存したいときはドロップボックス経由でローカルに残るのでシンプルにもなりそうです。
ScanSnapクラウド上ではゲートウェイサーバー的に振り分けだけするようで、2週間程度だけデータ保持しているようです。
感動して見入ってて、写真を取っていないので、詳しくはITmediaさんの記事がわかりやすいです。
業務用のfiシリーズは段違いにすごい
前にPFUさんの石川の工場に見学に言った記事でみた業務用のfiシリーズですが、その時は銀行とか官公庁の人が使うんだろうなと思っていました。今回新システム入れ替えの時に、注文書やFAXの取り込みでいちいち複合機からスキャンして特定のフォルダにいれるアクションがシステム会社さんの提案だと手間が掛かりそうだったんです。個人だとScanSnapで自分の好きなようにできるんですが、業務用だとなぜ出来ないのかと思っていたんですが、最近わかってきたことは、システム会社の人が必ずしもスキャンや新しいガジェットが好きなわけでは無いということでした。
FAXしてスキャンして保管する。今は何手間もかかっているのが業務用のfiならワンボタンでできるのかもしれないなって思いました。
個人用途は又違うディープで効率をあげる仕組みがいっぱい並んでてずっと「すごい すごい」って唸っていた気がします。
e文書法は内部統制的にまだうちでは対応できなそうだったり、マイナンバー対応などはB2Bがメインなので社内関係のみ関わりがでそうですが、全体像を知るにはいい機会でした。
古文書などをアーカイブ化する特別なスキャナ
そんな業務用と個人用のスキャナを扱うPFUさんならではのスキャナが特別展示されていました。
非接触のスキャナというえばSV600ですが、今回は非接触については個人ユースがでたあとで業務用に展開という逆パターンで登場していました。
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まぁなにがすごいって、喉元まで開けない古文書を台座がVの字までひらいて、左右両面を2台のSV600みたいな双頭のオーバーヘッドスキャンでスキャンすることで画像補正による劣化をさせずにきれいに読み取れるようにしていることです。
これを見た時に左右二つのライトで照らしてスキャンするので、布地をスキャンしたら布目もでてきれいにスキャンできそうだなって勝手に想像してしまいました。しかし専門機。びっくりするくらい高そうでかっこいいです。
システム会社に任せずにいろいろな物をみてみるといいかもしれない
こういう専門的な展示会とか自分に一見関係なさそうな展示会ですが、会社内のシステムや不便なところをすべてシステム会社に丸投げしていくより、自分でもいろんな事例を見たり、どんなことができるのかを知ることで、「こんなことが出来そう?」ってことを提示できることで、いろんなことが以外に安く簡単に実現できることもあるんだろうなと思いました。
昔のようにエンタープライズ向けにオンプレミスなシステムしか無い時代ではなくて、個人向けのガジェットやクラウドサービスを使ったり、業務用とクラウドを活用するとアイデア次第ですごく手軽に大企業並み、というより過度なセキュリティ対策をしないといけない大企業より素敵なシステムが作れるのかもなと思いました。
クラウドサービスとScanSnapすごいですね。