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工場の写真をのこすということ

新工場の移転まであっというまにあと1ヶ月をきりました。

手染めで旗幕を印刷から、昭和63年にオートスクリーン捺染機をいれて早4半世紀を超えました。一番古い機械はこの前、駆動系が故障してその時にはもうすでに部品がなく、なぜか補修部品として保管していたモーターがあり、事なきをえましたが、いよいよ部品の供給が出来ないようになりました。

写真分解のシルクスクリーン印刷の増加による色数の増加や、防炎加工の精度向上などもあり、今回新工場移転となりました。

工場の写真をのこすということ

仕事量に応じて増設したり、レイアウトを変えてしのいでいたため、狭くて仕事の導線もきれいでない今の工場を忘れないために、尾州の工場を撮り続けている写真家の末松さんに工場の思い出を残しておいてもらいました。

多分これから新しい工場にいけば、いまよりぐっと仕事も楽になり、印刷の精度もよくなってきれいな仕事ができるようになるんだと思います。でもその時にふと旧工場のことを思い出したりするときがあるかもしれません。

そしてなにより四半世紀お世話になった工場の思い出こそ今しか残せないんだろうなと思いました。

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末松さんには、仕事をしているところを普通にとって欲しくて、特別になにもお願いしていません。どうしても仕事の制約上でアップできないものも多くて、ここに載せていない写真でもすごくいいものがいっぱいです。

下の写真は製版のインクを通す紗張りという一番最初の工程です。紗のテンションを貼りすぎれば破れてしまい、ゆるければ印刷がきれいにできないので適正なテンションではる難しい作業です。

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この蛍光色の布は、「蛍光黄ポンジ」といって、交通安全や踏切に注意などの注意をひくためののぼり旗に使われる生地です。毎日良く使う生地ですが、改めて見てみるとすごくきれいな色をしていました。
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インクを生地に塗っていくスキージも、色の濃度により柔らかいものから硬いものまで色ごとに揃えていて、使い分けをしています。なので光を通すと使っている色にそまっていてすごくきれいな模様になります。
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インクものぼり旗は基本的に特色といって、オリジナルの色を調合して色合せをして作っていきます。今は職人技で数十種類の特色インクを混ぜて作り出しています。赤みの強めや青が強めなどちょっとした調整で合わせるのは毎回すごいなと思います。

新工場では自動調色機を導入しますが、その機械を扱うのはやっぱり人です。

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機械で印刷が終わった後にもインクの掃除をしていますが、そのインクの掃除壺もサマになります。suematsusan-2

やっぱり、毎日見慣れてしまう自分たちの工場を全く違う視点から写真を撮ってもらうのも新しい魅力に気づかせてもらういい機会になったと思います。

末松さんは一宮近郊で写真教室や個展も開催しています。

末松グニエ文さん
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日頃の写真などをすこしづつアップしていこうと思っています。

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